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第1番の3曲目。ベースは小船幸次郎版だが例によって原曲に近いように音を変えている。その変えた音が小船氏の前後の和音に対し変でないかの確認の意味でもゆっくりした演奏で客観的に聴いてみる意味もある。
全42小節の内、音を変えているのは次の28小節だ。
5,6,7,9,10,11,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,26,27,28,33,34,35,36,37,38,39,40,41
これだけ音を変えても小船氏版に拘るのは横の流れを大事にした低音の追加と和音が実に私の感覚にあっているからだ。
この曲で言えば25小節の頭などたまらなく良い。他の編曲者のものは低音で拍を刻むような編曲が多く私のテクニックではメロディがブツぎれになってしまう。
横の流れではフレージング。長くとることを教えてくれる。最初のフレーズは8小節の頭まで。次は前半の終りまで。後半のフレーズは28小節の頭までつなぐ。あとは最後まで。この4つのフレーズを意識して練習する。もちろん途中にブレスはある。
あと前半、および後半の最後の小節の長さだが意識しないと一拍半で次に入ってしまっていた。ここの二拍半は結構、長い。それと26小節の拍数が1拍分短く演奏していた。
最後の方におぼつかない所があり実際のAllegrettoのテンポでの演奏が余裕でできるまでもう少し練習が必要だ。
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