凝り人 SF
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ギター演奏ライブラリ
(アマチュアのクラシックギター演奏です [Guitar amatuer play] )


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曲 名 ファンタジー ( Fantasie )
作曲者 ヴァイス(Sylvius Leopold Weiss) 1686-1750
MP3ファイル weiss_fantasie_b.mp3
コメント ヴァイスは18世紀に活躍したドイツのリュート奏者。
バッハと同時代の人でお互い親交があったそうです。
このファンタジーも元々リュートの曲ですがDeric Kennardによってギターに編曲されました。
その楽譜(ショット社、1958年、Guitar Archive 89)の表紙写真を下に載せました。
この曲は1719年、ヴァイスが演奏旅行先のプラハで作曲したもののようです。根拠は下の写真のように楽譜の最終小節の下に Weiss 1719 à Prague と印刷されているだけの情報です。従って推測です。

この曲を弾いた人ならわかることですが曲の約半分を占める前半部分には小節線が一つもありません。ですから何拍子かという記述もありません。後半は4/4拍子です。
最初から二番目の上昇分散和音中のレ(D)は#がつくのが正しいそうですがこのKennard版の通り#なしで弾きました。
また、この曲で難しかったのは後半部から数えて10小節目のセーハ7で1,2弦を押さえ6弦のD#を4指で押さえ同時に鳴らすところです。
手が小さく指が短い私には非常にきびしいところです。
1,2弦が何回か弾いて1回、きれいに鳴る程度でほかは手のひらの筋肉の盛り上がりでアパガードされてしまいます。
別のフィンガリングがないかいろいろ考えましたが見つかりませんでした。
私の演奏、録音は相変わらずキズだらけではずかしいかぎりです。
曲が気に入った方はプロの演奏を聞いて下さい。
ところで私の公開している曲の作曲家は著作権に抵触しない昔の人です。しかし、この曲のようにもともとリュートの曲ですがそれをギターに移したKennard氏に編曲の著作権があるのでしょうか。Kennard氏が18世紀のヴァイスに編曲の許可をもらっているわけもないし・・・。


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